「令和」に生きる

2019/04/01 ブログ
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今日、5月1日より始まる新元号「令和」が発表されました。その瞬間には涙が出そうになりました。

18歳・高3の冬、大学受験を控え通っていた高校の合宿所…昭和天皇が崩御され平成となりました。当時涙を流していたベテランの先生。引率で来られていた音楽の先生でした。

その先生からは以前から『君が代』の「君」とは、天皇陛下だけではなく、日本国民全員を指すのだ。君たち(生徒だった私たち)もその「君」の一人なのだよ…と教えられていました。当時はそうかな?やっぱり天皇陛下のことを言っているのではないかな…などと、よくわかりませんでした。また先生の流された涙の意味もよくわかりませんでした。

しかし今日、大人として新元号発表を迎え、当時の大人たちの気持ちがわかった気がします。過去30年に対する思い、新しい時代・未来への感覚…これらは一人ひとり異なるのでしょうけれど、きっと誰にとっても重い重いそして大切な過去であり、一人ひとり皆がすばらしいものにしなくてはいけない未来なのだと強く感じます。

翻って自分の職責を考えたとき、私は昭和の時代に育まれこの平成の時代を生き抜くことができました。果たして自分は、自分が受けたように令和の時代に生きてゆく子どもたちにこの20年力を与えることができていたか。精一杯与えようと努力してきたつもりですが、やはり勇気をもってこれからも最大限の努力を払うことが「私の未来」なのだとあらためて思いました。

生徒諸君それぞれ自分の未来をしっかり築いていってほしいです。そして平和で豊かな人生を送ってほしい。心からの願いです。

(副主宰 教科指導主任 川上)